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Chanyshev, A. D.*; Litasov, K. D.*; Rashchenko, S.*; 佐野 亜沙美; 鍵 裕之*; 服部 高典; Shatskiy, A. F.*; Dymshits, A. M.*; Sharygin, I. S.*; 肥後 祐司*
Crystal Growth & Design, 18(5), p.3016 - 3026, 2018/05
被引用回数:19 パーセンタイル:84.86(Chemistry, Multidisciplinary)マルチアンビル装置を用いたその場中性子およびX線回折により、1.5-8.2GPaで、固体ベンゼンの高温下の構造変化を溶融または分解まで調べた。重水素化ベンゼン相II(空間群P2/c)の結晶構造を、3.6-8.2GPaおよび473-873Kで精密化した。格子定数に関して、7.8-8.2GPaにおいて有意な温度依存性は見られなかった。3.6-4.0GPaでは、ベンゼン環面からの重水素原子のずれとベンゼン環の小さなジグザグ変形を観測した。これらは、ベンゼン分子のずれ、および共役炭素骨格-隣接重水素原子間のファンデルワールス結合の距離の減少の為に、温度により増大した。723-773Kおよび3.9-4.0GPaにおけるベンゼン分子の変形は、同じ条件におけるベンゼンのオリゴマー化に関連していると思われる。1.5-8.2GPaの圧力範囲において、ベンゼンの分解温度は773-923Kの間に決定された。融解は2.2GPa、573Kで確認された。ラマン分光法によって分析されたクエンチされた生成物は炭素質材料からなる。今回決定したベンゼンの相図は、1.5-8GPaにおけるナフタレン,ピレン、およびコロネンのものとコンシステントである。
関口 哲弘; 馬場 祐治; 下山 巖; Wu, G.*; 北島 義典*
Surface Science, 593(1-3), p.310 - 317, 2005/11
被引用回数:2 パーセンタイル:11.66(Chemistry, Physical)回転型飛行時間質量分析装置(R-TOF-MS)を用いて、分子固体表面最上層で起こる結合解離と脱離過程における分子配向効果を研究した。凝縮塩化ベンゼンの質量スペクトル,電子収量法,イオン収量法による高分解能NEXAFSスペクトルの偏光角度依存性を報告する。凝集分子ではCl 2s*共鳴励起でClイオン収量が増加する現象に関して顕著な配向効果が観測された。下層による緩和に表面上の分子の結合方向が大きく影響を受けることから、この配向効果には電荷中性化緩和が重要な役割を果たしている。*共鳴励起では偏光依存性を全く示さなかった。このことから離れた原子を内殻励起しても「遠い」結合には直接解離が起こらず、おもに2次電子により解離が引き起こされるものと考察する。
関口 哲弘; 池浦 宏美*; 馬場 祐治; 下山 巖; Nath, K. G.
Photon Factory Activity Report 2002, Part B, P. 80, 2003/11
本件は放射光研究施設の課題報告である。放射光エネルギーを特定原子の内殻軌道電子の共鳴励起準位に合わせることにより励起された原子近傍の結合解裂が促進される。これは「サイト選択分解」と呼ばれ、気相系で数多く研究されている。本研究では分子が表面に吸着した際、サイト選択性がどのように変化するかを調べた。分解反応は基板により影響を受けると予想される。そのため回転型飛行時間質量分析装置(R-TOF-MS)と放射光の偏光性を組合せた実験手法を開発し、各吸着角度で分解反応がどのように異なるかを調べた。シリコンまたは金基板上に水,有機酸類,アルデヒド類,ベンゼンハライド類を吸着した系について実験を行った。全ての試料系でサイト選択反応が起こるとき顕著な吸着角度依存性が観測された。また非サイト選択的分解(励起サイトから離れた結合の解裂)は吸着角度に依存しない。選択的解離は直接分解に由来し、非選択的解離は2次電子により引き起こされると結論した。
関口 哲弘; 池浦 広美*; 馬場 祐治
Surface Science, 532-535(1-3), p.1079 - 1084, 2003/06
最近開発された回転型飛行時間質量分析装置(R-TOF-MS)と直線偏光放射光を用いて、分子固体表面最上層で起こる結合解離と脱離過程における分子配向効果を研究した。講演では凝縮ギ酸,ホルムアミド,ベンゼンの質量スペクトル,電子収量法,イオン収量法による高分解能NEXAFSスペクトルの偏光角度依存性を報告する。凝集ホルムアミド分子ではC1s *共鳴励起でHイオン収量が増加する現象に関して顕著な配向効果が観測された。下層からの励起緩和には表面上の分子の結合方向が大きく影響を受けることから、この配向効果には内殻軌道励起による直接解離過程と電荷中性化緩和の両方が起こっていることが重要な役割を果たしていると結論された。また、あるイオン種は偏光依存性を全く示さなかった。例えば、HCONDにおいてC1s励起によるDイオン収量がそうであった。このことから内殻電子励起しても励起された原子から「遠い」結合には必ずしも直接的な解離は起こらず、解離が起こるとすれば2次電子により引き起こされるものと結論した。
L.G.Lanuza*; E.G.Cabalfin*; 小嶋 拓治; 橘 宏行
IAEA-TECDOC-1070, p.337 - 344, 1999/03
フィリピン原研(PNRI)で用いている線量測定システムの信頼性を評価するため、PNRIのエタノールクロロベンゼン(ECB)、フリッケ、原研高崎研(JAERI)のアラニン線量計を使った線量相互比較を線量50kGyまでについて行った。これらの線量計をPNRIの線施設で同時に照射した後、ECBとフリッケはPNRIで、アラニンはJAERIで分析・評価した。この結果、フリッケ/アラニンは0.95であったが、ECB/アラニンは1.00とよく一致した。また、日本において、JAERIの研究用線施設とラジオ工業の加工処理用線施設でコンベア使用の有無等の異なる照射条件下で行ったPMMAとアラニンの比較では、両者の比は1.010.02とよく一致した。国際線量保証サービス(IDAS)を通じて行ったPNRIと国際原子力機関(IAEA)との9年間にわたる比較でも、PNRIの線量値は5%の比較的よい結果が得られている。
佐々木 祐二; G.R.Choppin*
Radiochimica Acta, 80(2), p.85 - 88, 1998/00
Np(V)のN,N'-dimethyl-N,N'-dihexyl-3-oxapentanediamide(DMDHOPDA)による抽出が行われた。Np(V)はニトロベンゼンに溶解した60mMDMDHOPDA溶媒により、pH=3の0.1M NaClO水溶液から90%抽出され、これはトルエンを用いた時の2倍であることがわかった。抽出錯体はNpO(DMDHOPDA)とNpO(DMDHOPDA)と推定された。Np(V)は同じ有機相を使い抽出した後、1M HClO溶液と振り混ぜることにより水相に逆抽出された。この逆抽出の条件でTh,UO,AmEuは有機相に残っており、このことはNp(V)が5価以外の原子価のアクチノイド元素より分離できることを示唆している。
馬場 祐治; 吉井 賢資; 佐々木 貞吉
Photon Factory Activity Report, (14), P. 146, 1996/00
固相ベンゼンにC 1s領域の放射光軟X線を照射した時の脱離フラグメントイオンとオージェ電子スペクトルを想定した。C及びCイオンの脱離はC 1s(b)(h=288.6eV)のみで起こり、最も吸収の大きいC 1s(e)(h=284.7eV)励起では起こらない。これは、クーロン反発力により分子の解離が起こるためには二価以上の多価イオン状態を生成する必要があるが、C 1s(e)励起後の脱励起過程のほとんどが参加型(Participator型)のオージュ遷移であり、終状態が一価()であるためと結論した。
横山 淳; X.Zhao*; E.J.Hintsa*; R.E.Continetti*; Y.T.Lee*
Journal of Chemical Physics, 92(7), p.4222 - 4233, 1990/04
被引用回数:104 パーセンタイル:94.83(Chemistry, Physical)レーザー・分子線交差法により193および248nmでのベンゼン(CH)の光分解過程を研究した。一光子吸収の結果、193nmではH脱離(CH+H)、H脱離(CH+H)、CH脱離(CH+CH)の三つの分解反応が、248nmではH脱離、CH脱離の二つの分解反応が競争的に起こることを見出した。また、これらの反応はベンゼンの電子励起状態(BまたはB)からの内部転換によって生成する振動励起した基底状態ベンゼンを経由して起こることがわかった。さらに二光子吸収による二つのCHへの解離および多くの二次光分解反応も観測された。
堀田 寛; 鈴木 伸武
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 41(7), p.1537 - 1539, 1968/00
被引用回数:4抄録なし
堀田 寛*; 鈴木 伸武*
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 37(2), p.244 - 248, 1964/00
被引用回数:11抄録なし
団野 晧文
Hydrocarbon Process.& Pe troleum Refiner, 43(4), p.131 - 137, 1964/00
抄録なし
堀田 寛*; 鈴木 伸武*
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 36(6), p.717 - 721, 1963/00
被引用回数:16抄録なし
堀田 寛*; 鈴木 伸武*; 島田 一夫*; Terakawa, Akira*
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 36(6), p.721 - 727, 1963/00
被引用回数:20抄録なし
堀田 寛*; 鈴木 伸武*; Terakawa, Akira*
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 36(10), p.1255 - 1258, 1963/00
被引用回数:11抄録なし
杉森 彰
Bulletin of the Chemical Society of Japan, 34(3), P. 407, 1961/00
抄録なし
石森 富太郎; 中村 永子*; 村上 弘子
日本原子力学会誌, 3(3), p.193 - 199, 1961/00
ドデシルベンゼンスルホン酸の溶媒抽出について研究した。ジエチルエーテルと、酢酸エチルの等容混合物を溶剤として、典型的な1価、2価および3価の陽イオンと、陰イオンについて、塩酸、硝酸、過塩素酸、硫酸および酢酸からの抽出を放射性トレーサを用いてacidおよびsolvent dependenceを調べ、ドデシルベンベンスルホン酸抽出の特徴を明らかにした。Acid dependence curveは抽出される陽イオンの価数によっていちじるしく特徴づけられる。Solventdependence curveはいずれも2に近い勾配を与え、原子価による差はほとんどない。陰イオンのK値は一般に低い。ドデンルベンゼンスルホン酸のacid dependence curveの結果は、水溶液中の陽イオンの個数を知るために有効であることがわかった。
石森 富太郎; 中村 永子*; 村上 弘子
日本原子力学会誌, 3(8), p.590 - 597, 1961/00
3%DBSA-(1:1)ジエチルエーテル・酢酸エチル溶液-塩酸系について、約60種の元素の抽出を放射化学的に研究した。有機相・水相間の分配比を酸濃度0.01~2.0Nの範囲で測定した。この際、分配比のacid dependenceは前報に指摘したような特長を示した。(a)DBSA抽出では、Kdは抽出される無機陽イオンの価数によって影響される。(b)DBSAは陰イオンの抽出に有効でない。(c)Kdの絶対量は一般に高からず低からず、測定に便である。さらに、DBSA抽出と陽イオン交換間の類似性ならびにDBSA抽出が水溶液中の無機陽イオンの価数推定に有効であることが明らかにされた。
中村 永子*
日本原子力学会誌, 3(9), p.684 - 687, 1961/00
NP(IV),(V),(VI)について、塩酸、硝酸、過塩素酸から、ドデシルベンゼンスルホン酸抽出を行なった。前報で述べたように、ドデシルベンゼンスルホン酸抽出ではAcid dependence curveがイオンの電荷によっていちじるしく特徴づけられる。これをネプツニウムに応用した。その結果それぞれ十4、十1、十2価のイオンとして行動することがわかった。比較のためウラン、プロトアクチニウム、トリウム、ニオブ、ジルコニウム、ハフニウムについて同様の実験を行なった。それぞれトリウム、ニオブ、ウランがNp(IV),(V),(VI)と類似の行動を示した。したがってNp、NpO、NpOのイオンが推定される。プロトアクチニウムとNp(V)の行動は似ていなかった。